とてもとてもお久しぶりです。
8世代に入りポケモンを触る時間が激減しましたが、生存しています。
今回、竜王戦2020に参加し良い感じの成績を残せたので記念に記事を残したいと思います。
何かの参考になれば幸いです。
【メテオムゲンメタモン】
使用者:どな
成績:竜王戦2020 24勝5敗 最終レート1756(86位)
8世代から追加されたダイマックスがとにかく苦手で対戦から離れていましたが、禁伝ありのルールが好きなので久しぶりに考察しました。
明らかに強いと思ったザシアン、カイオーガ、ゼルネアスを試しても上手く回せず、ある日ボコボコにされたコスモパワームゲンダイナを採用したところ手に馴染んだため、しばらく回していました。
しかしコスモパワームゲンダイナが認知され、挑発やメタモンに強い積み技持ちが増えたと感じたため、奇襲をかけられるメテオビーム型に変更し、本番もメテオビームを使用しました。
【コンセプト】
・相手の先行ダイマックスを受けポケモンで枯らし、禁止伝説の火力やこちらのダイマックスメタモンを通す。
・奇襲性能の高いポケモンで数的有利な状況を作り、裏のポケモンで詰める。
・削りやS操作により、ムゲンダイナやメタモンの一貫を作る。
【(軽い)個別解説】
※採用順
ムゲンダイナ@パワフルハーブ プレッシャー
215-*-115-197(252)-116(4)-200(252) 臆病
ダイマックス砲 ヘドロ爆弾 メテオビーム 自己再生
CS振り切り
禁伝枠であり、構築の中心となったポケモン。
先発で奇襲をかけたり、後述のポケモンたちで相手のダイマックスを枯らした後に無双する。
耐久型のイメージからダイマックスを誘いやすく、メイン技としての性能も高いダイマックス砲とイベルタルやエースバーン、サンダー等のメジャーな相手に撃てるメテオビームをまず採用した。
次に、仲間大会で挑発を撃たれたオーロンゲやカプ・レヒレ等に通りがよく、他の相手にも毒を狙えるヘドロ爆弾を採用。
最後に、無振りでも高耐久を持つためごり押しがしやすくなる自己再生を入れた。
役割を持てる範囲が広めだがその分疲弊しやすいので、選出画面で誰と戦わせるかを明確に決める必要があった。
初手霊獣ランドロス対面はステロ、蜻蛉、剣舞を押されるので、ダイマックス砲で突っ張っていた。
155(252)-*-69(4)-*-110(252)-47 生意気
変身
HD振り切り
最遅
受け系統のポケモンが多く、場合によっては起点を作らせてしまうので切り替えし用として採用した。
その他にも先発やクッションとしても使いやすく、相手の技構成を見て対処を考えたり霊ランドに後投げして威嚇を入れながら地震を透かす等、柔軟な立ち回りを実現できた。
最遅でメタモンミラーに強い個体ではあるが、当然役に立ったことは一度もなかった。
バンギラス@オボン 砂起こし
207(252)-154-131(4)-*-167(252)-81 慎重
HD振り切り
イベルタル等の特殊ポケモンのダイマックスを枯らす目的で採用した。
技構成はムゲンダイナの補助として使える封じや電磁波ステロを採用し、残り1枠にはイカサマを採用した。
霊ランドロスやメタグロス辺りを後投げされることが多く、予想外の削りを入れることでムゲンダイナ等の圏内に入れることに成功した。
基本的にダイマックスポケモンに電磁波封じを入れる動きをしていたが、時にはダイマックスしてターン枯らしやダイアークによるD下降補助も行った。
エースバーン@ピントレンズ リベロ
155-184(252)-95-*-96(4)-171(252) 意地っ張り
火炎ボール 思念の頭突き 飛び跳ねる 気合溜め
AS振り切り
ここまででムゲンダイナ入りの受け構築が突破できないと感じたため、コスモパワーを確認してからでも関係なく貫ける気合だめポケモンを探した。
その中でも、「できる限り速く」「ナットレイに圧力をかけられ」「ムゲンダイナを誘う」という要素を備えたエースバーンを採用した。
本戦数日前に公開された図太いムゲンダイナを意地っ張りでも抜けることが分かったので、火力重視で意地っ張りとしている。
滅多に選出されないがミミッキュを貫けるキョダイマックス個体で火炎ボールを採用し、ムゲンダイナやドヒドイデを貫ける思念、ザシアンで止まらないようにダイジェット用の飛び跳ねるを採用した。
選出画面での圧力は大きいが、ほぼ選出せずに終わった。
霊獣ボルトロス@カゴ 蓄電
185(244)-112-91(4)-182(4)-129(228)-125(28) 控え目
10万ボルト 草結び 悪だくみ 眠る
・C177サンダーの珠ダイジェット(暴風)が70~83
・C177サンダーの珠ダイバーン(熱風)が88~104
ダイジェットに後投げ→次のダイバーン時に眠るを使うことで
高確率でダイマックスを枯らすことができる。
・C167レジエレキのダイアタック(破壊光線)が73~87
後投げ時にダイアタックを撃たれても、次のターンに眠るを使うことで
ダイマックスを枯らすことができる。
・最速テッカグヤ抜き
使い方を間違えたように見える霊獣ボルトロス。
この枠はサンダー(怪電波、穏やか身代わり、珠など)採用していたが、ムゲンダイナがいても構成の分からない相手のサンダーの処理が安定しないため、電気タイプをまとめて止められるポケモンを探していた。
その結果辿り着いたのがこの霊獣ボルトロスだった。
自身は電気タイプとしての役割を持ち、相手の電気技は無効、ダイジェットは半減、振らなくても高火力な上に積み技を持ち、怪電波が無効、重かったラグラージやカバルドンの欠伸ループもカゴのみで回復して草結び(ダイソウゲン)で突破できる。
またダイマックスをしてこない電気タイプは起点にでき、何度も3タテしてくれた。特に日食ネクロズマ入りはランドロス、ネクロズマ、電気枠と選出してくるので、対処がしやすかった。
MVPではあるが、選出する相手は選ばないとお荷物になる難しいポケモンだったとも思う。
アーマーガア@食べ残し ミラーアーマー
205(252)-107-172(252)-*-105-88(4) 腕白
アイアンヘッド ボディプレス 鉄壁 羽休め
HB振り切り
前日までは鉄壁持ちのテッカグヤを採用していたが、宿り木だけだと回復が追い付かないので、ほぼ同等の物理耐久を持ち再生回復技と鉄壁、火力も出せるボディプレスを持ったアーマーガアに変更した。
この変更は正解で、日食ネクロズマと霊獣ランドロスによる役割集中を受け切ってくれる頼もしいポケモンだった。
ムゲンダイナをメタモンにコピーされた際、相手はダイマックス砲以外を撃てないので、アーマーガア死に出し→羽連打でダイマックス砲を枯らす立ち回りをしていた。
【きつい相手】
明確に有利な枠が存在しないが、先発対面であればムゲンダイナのメテオビーム→ダイマックス砲、他の場合はアーマーガアをダイマックスさせてダイスチル辺りで対処した。
未だにどんなポケモンが有利なのかよく分からない。
・エースバーン
ダイマックスチョッキエースバーンにはメテオビームすら耐えられるので勝ち目がない(3タテされた)
・レシラム
バンギラスが疲弊する上に、ダイジェットまで持っているとムゲンダイナでも勝てない。
ダイマックスを枯らした後に、少しずつ削ってムゲンダイナの圏内に入れるしかない。
・ジガルデ
HPが減ると小さいままダイマックスするので、枯らすとかいう次元ではない。
身代わりを置いていない状態でとぐろを巻いた際に、+6ボディプレス急所で一度だけ突破できた。
【選出率】
禁伝枠であるムゲンダイナはほぼ選出し、特殊な枠であるエースバーン以外を満遍なく選出できたので想定通りでした。
【まとめ】
かなり好みの構築が作れたこと、そして結果には非常に満足しており、久しぶりに楽しくポケモンができたなーと感じています。
思い返してみると自分でダイマックスを切ったのは5割くらいで、受けるのも使うのもやはり苦手であることが分かりました。
次の記事がいつになるかは分かりませんが、またどこかでお会いしましょう。
何かありましたら@donayanmaまで
【Special Thanks】
・たんパンこぞうのケンタさん
最強の集計ツールをありがとう。
・構築相談や通話をしてくれた方々
序盤は何度も心が折れたけど、モチベと気力を分けて貰えました。
お祝いのリプもありがとうございました!